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[戦闘する叡智]

快楽と征服、性愛の中の同性愛と異性愛

10/10/2020

 
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同性愛と異性愛は、決して交わることのない分かたれた愛の形態である。今回は、その解説をしていこう。

-少年あるいは男との性交は、快楽

-女との性交は、征服


同性愛者が、性愛の対象に巨額の投資をしないのは、本来的に快楽を対象としているからだ。快楽の対象は主導権を持ち、反逆しうる存在でもある。快楽を得ようとする者は、快楽を与えてくれる少年あるいは男性に心理的に隷属することを定められている。攻撃者は、快楽を得んとする限り、女であらねばならない。精液を授与する者は、その快楽に支配されるという点において、一切の受け身である。そして、少年あるいは男が快楽の対象であることを示す事実は、身体的な構造に求められる。どのような文化圏において同性愛がタブーとされても、その根絶が見られないのはその自然に反する性交に核心的快楽が仕組まれているからである。

異性愛者が、性愛の対象に惜しみなく金銭を投じるのは、女が征服の対象であるからだ。征服の対象は、従うものであり事態の勝敗を象徴するものである。女とは、快楽をもたらす者ではなく、支配欲を満たす者である。攻撃者はよく領地を管理し、田畑を耕さなければならない。そうでなければ、支配は成立しないし、そうでないところに、女が住むことはない。この支配には重大な費用が要るし、支出は多ければ多いほど良き被征服者を得る可能性を持つ。そして、女が征服の対象であるということを示す事実は、男は決して一人の女に満足することはないという点である。もし女が快楽の対象であるならば、一つの完璧な肉体に男は殺到することだろう。

つまり、同性愛と異性愛が根本から異なるのは、同性愛が精神的絆と同じくして肉体的快楽に溺れることに対して、異性愛が物理的絆と同じくして心理的充足を持つためである。同性愛はその成立に決定的矛盾を孕むし、異性愛は矛盾を前提に機能する。同性愛は矛盾の橋渡しとなる子どもを生まないがゆえに、ともすると破滅する運命にある。一方で、異性愛は矛盾を合理化する子どもを産出するがゆえに、限定された時間の中で永遠の愛を約束する。

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