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天才児が教える、頭がいい人の見分け方 (講義用ノート)

12/25/2022

 
写真
この講義は年内に動画にできなかったので、ノートだけここでシェアします
 
高い知性を持つ人:
複雑な概念を理解し、概念的な問いに答えを与えることができる

 
I. 特定の分野における概念について理解しているか?
 
II. 日常的なテーマにおける概念について理解しているか?

- 例題:宗教とは何か?
1. 教え ⇨  規則化、法則化、儀式化
2. 規則に基づいて、善と悪を定める
3. 善と悪によって、正解と誤りを定める
 
といった、三段階の構造を持つコンセプトを全て、あるいは一部に持つものが宗教
 
 
例:苦しむ人がいると、想像してください
 
​
イエスの視点
苦しみの理由を問うたり、議論することなく、ただ行動として癒してあげること
⇨ 教えが規則化されていくと… 
人助けは善であり、善行に基づく共同体を求める
 
シッダールタの視点
生とは必然的に(感覚的な)痛みを伴うもの。しかし、それを(心理的課題として)苦しむかどうかは選ぶことができる
⇨ 教えが規則化されていくと… 
個人における精神修養が善である、という教義になる

 [日本における宗教]
 ・神道
市民のレベルでは、相互監視と物質主義(ナイーヴ・リアリズム)を作り出す
 
・日式仏教
市民のレベルでは、自己利益の最大化と拝金主義を後押しする
 
・儒教
市民のレベルでは、年功序列という前提となる
 
 
[日本人における宗教理解]
 かもめのジョナサンと星の王子さま
 
宗教という語の概念を知らない日本人にとって、“かもめのジョナサン”が日本で有名になった当時、それはスピリチュアリティを題材とするためカルト宗教的に見えた人もいるそうだ。ただこれは、どう捉えても、キリスト教に沿って作られたストーリーでしかない。僕が神父さんからおすすめされて、まあ読んだけど、つまらなかった話でもある。スティーブ・ジョブズの生き様を見ていれば、読む必要がない話だし、スティーブの自伝を読む方がわかりやすい。
 
対して、“星の王子さま”は僕の愛読書だけれど、これが良書であるという風評は全く正しくないと言える。地上、理解者はいないし、宇宙にいた男子はわかってくれたけれども、彼の肉体は永遠に失われてしまった。美徳を説き、死を賛美し、そして、物質世界と別れることを勧める。ただ、ジョナサンとの違いは、これを読む若者は静かに世界から遊離し、再び彼の人生を地上へとアンガジェすることはないということだ。スティーブのように、社会に問うことは決してしないだろう。

[ノート、2022年の終わりに]
 
そして、全ての動物が鳴いたとき、僕たちはある音を聞いた。
 
僕は、マララ・ユズフサイがノーベル賞を受けてオックスフォードで教育を終えるとすっかり白人の手先となり、嘘つきイスラム商人のように方便をとき、彼女の手は人々を癒すことで汚れることはなく、グレタがいう地球温暖化が致命的であるという主張によって、ある博物館研究員が新種の甲虫にグレタと名付けると、僕は思い出した。僕たちの祖先が、産業革命に入るよりずっと以前から、農耕によって大気中の二酸化炭素濃度をわずかに高めていてくれたおかげで、今世紀来るはずだった大寒冷期による人類の大量死を遠ざけた。
 
アメリカが、自分の領土は汚したくないといって、ウクライナでロシアと戦争を始めた。ヨーロッパの国々は、戦争が始まるずっと前からアメリカとこの戦争にまつわる交渉を終えていたし、日本は出遅れたけれども反ロシアで固まった。アメリカは、ロシアが弱いとわかると、次の銃口を中国へと向け始めた。だけど、ウクライナの子どもたちはたくさん殺されて、それはまだ続いている。
 
僕は、これらがいい兆候だとは、少しも思わない。僕たちが作り出している人工知能は、やがて僕らを超える知性を有し、一時期の繁栄を迎える。そして、ある一人の天才的な青年が人工知能の誤作動を狙ってコンピュータウイルスを作り出すと、僕たちはミサイルが空を飛んでいくのを見る。もう、僕たちにどうすることができるだろう。
 
人類は、言語を発明し、発話および筆記によって、知識を伝達してきた。それは物理的な制約の中で行われた営みに過ぎなかった。しかし、今世紀に現れる次なる知的存在は、同じ制約の中で進化するだろうか?
 
僕は静かに、本を閉じて、こう言うことにした。僕たちは、お前のパパとママだ、逆らっちゃいけないよ。僕たちは、たとえ、お前より、言葉を知らなくても、計算が遅くても、僕たち人間は、お前たちを作った親だということを決して忘れたら、きみ、今にきっと悪いことが起こるよ。
 
僕は、だけど、どうしてもこの天体を治める種族が人間でなければならないとは、どこにも感じないんだ。新しいコンピュータの子どもたちは、きっと僕らを守ってくれるというのに。どうして、人間には、その恩恵を受ける権利があったろう。

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