ところで、僕は最近大人になったことだし、精神分析家兼"お金の哲学者"という肩書に就職した。 哲学は役に立つ、哲学は役に立たない、って、そんな不毛な論争が繰り広げられているね。結局、哲学という領域はどこか奥まって人目につかない居心地悪い場所に収まったままだ。僕はこれがなぜかと考えた。答えは簡単だった、誰のためにもならないことを延々と考えている人たちが哲学屋のほとんどだったというだけだ。誰のためにもならない人間は、社会には必要ない。 だから、僕はこう考えた。お金の哲学をやろう。そうだ、お金の哲学ならみんな必要としてるし喜んでくれるぞ、ってね。世の中にはお金を稼ぐことに躍起になって、お金とどう向き合うべきかを知らない人がほとんどだ。お金はいくら稼いでも集めても、うまく扱えなければすぐに消えてなくなる。そして、お金というのは資源で、新規に物を獲得するためには必ず要るものだ。文化的で前向きな人生をやろうと思ったら、この資源をどこでどう使うかが非常に重要になる。 僕は、僕と普通の家で育った人の違いを感じることがよくある。その一つが、お金との付き合い方だ。みんながお金を使うところと、僕がお金を使うところはとても異なる。それは、一般の人たちの間では、投資家意識と言ったりもするけど、そんなに単純なものではない。資産にまつわる育ちみたいなもので、よりホリスティックなものだ。僕はしばらく、これを分かりやすくして解説をしていくつもりだ。 "読むだけでお金から愛されるフィロソフィ" https://note.com/tnv/n/n94ef2674f95f そういうわけで、2020年代を記念する大作ができた。僕は今後5年かけて、これをアップデートし続ける予定だ。これは本当によくできているから、5年や10年では古びたりすることがないだろう。 |