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[オリバーの自由帳]

Beoplay E8 3rd vs Noble Falcon

5/20/2020

 
画像
Bang & Olufsen のBeoplay E8 3rd GenerationとNoble Falconの比較。高音重視のトゥルーワイヤレス2機種を比べて見よう。再生機器とテスト音源については長いので、末尾に書いてあるよ。

Beoplay E8 3rd
おすすめ度: ★★★★★

Noble Falcon
おすすめ度:★★★☆☆


■全体的な印象
E8 3rd
Beoplay E8 3rdはLouis Vuitton Horizonに次いで、質感が高いと思う。本体は樹脂っぽいというよりは、軽い石を感じさせる仕上がりだ。

Falcon
貼り合わせ面がずれていたり、ブランドを示すプリントの印字が安っぽかったり、出来が悪い。これぞプラスチックであるぞ、と言わんばかりの仕上げだ。


■ドライバ
E8 3rd
エレクトロダイナミック5.7mmドライバー

Falcon
6mm Dual-layered Carbon Driver


■高・中・低音
E8 3rd
高音域以外は、フラットだ。7khzと10khzと18khzという3点を頂点にして高音が盛ってある。4khz付近がへこんでいるので、一聴すると高音に鮮やかさがないようにも感じられてしまう。ただし、このチューニングは後述する質感描写に貢献している。E8 3rd は一言で言えば、クラシックが好きな人向けの味付け、って感じで、得意ジャンルはどう考えてもオーケストラとか。再生に、広帯域感があるからね。

Falcon
かなり強いドンシャリだ。高音域は、4khz-5khzと7khz-8khzの二つを頂点にして盛ってある。対して、10khz以上の伸びはいまいちで、それが高音は出ている気がするのになぜか独特の狭い感じがする音楽表現に繋がっている。 Falconは一言で言えば、現代で人気の解像感あるVシェープサウンド、って感じで、得意ジャンルはポップスとか。


■各楽器や声の質感
E8 3rd
人間の耳が感じ取りやすい4khzを抑えることで、トゥルーワイヤレスの持つ質感表現の粗さをうまく丸め込んでいる。音に自然な生々しさがあり、音の質感表現に優れている。

Falcon
低音を削りつつ、4khz-5khz周辺を盛っているせいか、トゥルーワイヤレスの粗さのようなものを引き出してしまっている。そのためか、音は人工的だけどリアリティがある。粗さの例をわかりやすいところで言うと、楽器の高音部が電子音っぽく聞こえてしまったりとかだね。


■音の分離 分解能
E8 3rd
E8 3rdの方が細かい音を拾っているが、分離でやや劣る。

Falcon
Falconの方が分離は良いが、ニュアンスを取りこぼしている。


■ノイズ
E8 3rd
ホワイトノイズは小さいが、左側にごく小さなヒスノイズがのる。クラシック向きなのに、無音部でヒスがあるのはまずいと思うね。
→ 追記:ノイズはファームウェアアップデート(5.80)で消えました。

Falcon
ホワイトノイズはFalconの方が大きい。僕はこの量のノイズは、ちょっと気になる。


■サウンドステージ
E8 3rd
一聴してFalconよりもよく響き、音の見渡しがいい。小さなホールで聴いているイメージだ。

Falcon
サウンドステージは、E8 3rdよりも狭い。Falconは管を耳の奥に差し込むという構造上のためか、音を鼓膜に直接届けるような感じだ。


■付け心地・装着感・その他
E8 3rd
付け心地が良く、遮音性もしっかりしている。遮音性に関しては、E8 3rdの方がわずかに勝っている。

Falcon
付け心地が悪く、遮音性はしっかりしている。イヤーチップを取り憑ける部分の管が短いため、取り外すときに耳の中の奥にイヤーチップが残るということが良く起こる。この点が日常使用に問題がありすぎて、僕には全く受け入れることができなかった。


■Bluetooth
E8 3rd
Bluetooth 5.1、aptx対応。Walkmanでイヤフォン側から再生ができない。

Falcon
Bluetooth 5.0、aptx対応。Walkmanでも問題なく使えている。


■充電ケース
E8 3rd
レザーとアルミで高級感があり、たいへん見栄えする。

Falcon
とてもプラスチック感があり、落としても盗まれることがなさそうな安っぽさがある。


■まとめ
クラシックをよく聴いて、高音をてっぺんまで音が透き通っていく透明感をトゥルーワイヤレスに求めるのなら、E8 3rdが一番おすすめだね。イヤーチップの脱落が起きない耳の形で、ポップスを聞く割合がおおいのなら、Falconの方がいい気がするよ。
再生機器・環境
SONY ZX300 & WM1A & NW-A50
テスト音源
*FLAC 44.1khz 16bit
Misfits, Hakuna Matata, Thousand Knives, Shining Boy & Little Randy, Messiah: For unto us a child is born, Bach Christmas Oratorio BWV248, Brahms Intermezzo Op 118 No 2

*FLAC 44.1khz~192khz 24bit (High-resolution audio)
Death with Dignity, Atlas song, Bad Romance, Trigger Bang, Unbreakable, Ballet Mecanique, La Valse

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