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インテュイティア 戦いの踊り

4/14/2022

 
精神能力者テッドと剣士ピーターの物語
画像
ぼくは父さんが亡くなったときを思い出せない
母さんは分厚いカーテンの向こうで看病をして
幼いぼくを立ち入らせてはくれなかった

​「テッドがいてくれるんだから。母さんは泣くわ」
 
「父さんは?」
 
「大丈夫よ。きっとよくなるんだわ」
 
母さんどうして…
ぼくに嘘を言うの
父さんは死ぬんだよ
僕は…
 
アルターアトラス
 
ぼくは剣士 ビンの底をのぞきこんで
ぼくは剣士 終末の懺悔を占う
ぼくは剣士 寝ぐせをなおしたって
ぼくは剣士 きみはなおらないさ
ぼくは剣士 欠陥だらけの神様だって
ぼくは剣士 いないよりはましさ
 
大いなる世界の扉が開かれた
 
ピーター!
ぼくはきみの名前を呼ぶ
きみはぼくだった
だけど、ぼくはきみだった
 
ねえ母さん、どうして
ぼくを愛して殺そうとしたの
 
「じゃあ、ぼくはだれ?」
 
創造の海で眠りにつき
恍惚の浜で目を覚ます
図像の塔に暮らせば
言明されないままの既知が
祈りを薪に煙を上げている
 
「ぼくはぼくならんとするものだ。…常に変化を続け、新しい体へと魂をうつす。規則は何もありはしないのだけれど、倫理が律を成す。挑戦を続け、進化を続ける。そして、やがて燃え尽き、灰さえ残さない…」
 
きみはぼくの中にいて、いつでもぼくの手を引き、忍び寄るあらゆる魔ならんとするものを斬っては進んだ。ぼくは離れていても、常にきみを感じた。なぜなら、きみはぼくだったからだ。ぼくは、それをどうすればいいだろう?
 
「ねえ、アラタくん。」
 
 「何?」
 
 「男の子は、シュガーと星屑とバターでできてるんだ。」
 
 「へえ。なら女の子は?」
 
 「とても恐ろしいものでできている。」
 
じゃあ、どうして
先生はぼくを愛して、先に死んでしまったの。
 
…やがて彼は十三歳で成人した。一番愛していた母を捨て、一番憎んでいた父を許したとき、オリバーはもうそこからいなくなった。ポートレートは燃やされてしまった。少年は家族の肖像に火をつけた。信じれば裏切られるのならば、彼を育てるのは彼自身しかいなかった。それでも彼は、約束通り最愛の少女を見つけて、毎日を過ごそうとした…
 

​
「ねえオリバー。昔から、かっこばっかつけて。そろそろ少しは自分に素直になったら。」
 
「できないよ。」
 
「あんたは子どもだったんだから。何もわからなくてよかったの。」
 
「そういうの、疲れるだろ。」
 
「どうもしなくてよかったのよ。」
 
「だって。」
 
「今が一番最悪なの。そして、私たちは若いの。お金はないけど、才能はあるし、美貌だってあるの。みんな、私たちのことがうらやましいの。」
 
「父さんが残してくれたものは、この武器と戦略だけだ。ぼくは戦うことしかできない。」
 
「社会は戦える男が必要だわ。女みたいな男ばかり増えたから、こんなことになったのよ。ねえ、オリバー、いまは、そういう時期なの。だけど、男は、一度くらい成功しないとだめなのよ。そういうものなの。」
 
「サヤが言うなら、信じるよ」

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